ふふん、お前達に朗報だ。
今月は仕事が捗る捗る。
夏休みをゆっくり楽しもう大作戦の甲斐あって、今月分のお仕事がもう終わったよ。
さすが私だ。デキル男は違いますなw
(嘘です。そんな作戦ありませんでした。秘書のご機嫌取りの為に真面目に仕事に取り組んでいたら早く終わっただけです)
これにより、先に宣言したキャロがスカリエッティにイタズラされちゃう本(仮)の執筆に専念できるのです~。
作業はとっても順調。感覚が戻ってきたので絵もそれなりになった。
魅力的なキャロを描く為、脳内シミュレーションも欠かさない。
絵を描いてみて、場面がより盛り上がるようシナリオに修正もいれた。
作中のスカリエッティの発言は私の発言そのものだw
自己満足かも知れないがここまではとっても良い感じだぞ。
冬コミ期待していてくれよな!
それでな、作業そのものは順調なのだが、ちょっとした問題もあってな。
作業に集中しすぎた弊害なのか、描いた漫画を読み返してみるとキャロの声が脳内再生されたのだよ。
そればかりか、絵を描いてる最中にもキャロの声が聞こえてくるようになってしまった。
これはまずい。エロい漫画を描いている時にキャラが喋りだしたら気が散って仕方がない。
集中すればするほどに、深みにはまっていく!?
困った私は医務室に相談に行ったさ。
「先生、相談があるのですが…」
「はい、なんでしょう」
「キャロちゃんがエッチなことばかり言うんですが、どうしたら良いのでしょうか?」
「帰れ!」
ちょ、おま、ウチの医務室ではカウンセリングにも対応していたはずだぞ?
二言で追い返すとは何事だよ! 職務怠慢もいいところだな。
まったく、これだから夜勤の男医師はダメなんだよ。
やはり初めから日勤の女医師に相談するべきでした。
この前もね、日勤の女医師に相談に乗ってもらったんですよ。
「先生、私のこよりちゃんにエッチシーンがなかったのですが、どうしたら良いでしょうか?」
「ええ!? え~と、そうですね。祐司さんはどうしたいんですか?」
「ハ○カミのファンディスクが発売され、それに収録されるのが一番ですね。無理なら有志の方々に期待、もしくは自作します。ただ、その場合は原作のこよりをどこまで再現できるかって問題がありますので、正直難しいと思います」
「困難であっても自分がどうしたいのかはっきりしているのならその気持ちに正直に行動するべきではないでしょうか?」
「はい、確かにそうなんですが、前者を実現する為にはファンディスク発売の要望がたくさん必要ですし、私独りではどうしようもありません。ミニFDの配布は決まっていますが、クレアさんの追加エピソードが見たかったのでクレアさんの名前で応募済みなんですよね。仮にこよりが一位になったとしてもエッチシーンが収録されるか定かではありません。後者に至っては、先にも述べましたが満足な完成度を得ること自体が難しい。それなりの出来になったとしても、それはあくまで二次創作の域を出ることはありません。絶対が必要なんです!」
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こんな感じで30分が過ぎ去った頃、先生から励ましのお言葉が。
「夢を見るのも結構ですが、現実をしっかりと見据えることも大切ですよ♪」
うむ、今思い出してみてもありがたくて涙が出てくるよ。
こんなに優しい先生のことだ、今回の件についても温かいお言葉を下さるに違いない!
明日、相談しに行くのが楽しみだ♪
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