休日を利用してイトコが私の元を訪ねてきた。(私は休みじゃないんだけどなw
仕事が忙しいが、無下にするには忍びないので迎え入れることにした。
とはいえ、研究所に一般人を入れるわけにはいかないので自宅に招いたのだが、私、自宅に帰ったの三年ぶりw
イトコが「綺麗にしてますね。意外です」と驚いていたけど、私もビックリだよwww
管理一切は秘書に任せてあるのだが、これは凄い!
もう嫁にきて私の家を守って下さいって感じだな♪ 私は住まないけどw
さて、イトコが私の元を訪ねてきた理由なのだが、どうやら勉強を教えてほしいらしい。
他に頼れる奴はいないのか? 私を頼ってくるなんてお前終わってるなw
そもそも、勉強なんて独りで頑張れよ! と思ったのだが、
イトコ曰く「レベルの高い学校に進学した為、勉強についていけない」とのこと。
頼れる友達がいない上、おまけに頭が悪いなんてお前可哀想な奴だなw
からかい半分に「どうしてその学校を選んだんだ?」と聞くと、
「制服が可愛かったから」だって。
お前アフォだろw でも、可愛いな♪
制服が可愛かったから無理してレベルの高い学校に進学したものの、授業が難しくついていけない。頼れるのは私だけで、わざわざ遠方より訪ねてきた。
なんて素敵なシチュエーション。これ、フラグとか立っちゃうんじゃねえ?
いや、参ったね。色々教えちゃうよ♪
……まあ、イトコは男なんだけどなOTL
お前、制服が可愛いからってそんな理由で学校を選ぶなよ! お前ヤバイだろwww
可哀想なだけじゃなく、ヤバイ奴だと判明したイトコに勉強を教えることになった私。
変なフラグが立たないかビクビクすること数時間。
思ったほどイトコの理解力は悪くなかった。ただ、勉強の仕方が下手なんだよなw
コツを教えれば自分で拡げていけるので、正しい勉強の仕方を教えてあげれば大丈夫そうだ。
懸念事項がなくなった私は休憩がてらイトコに話し掛けてみた。
「制服が可愛いからって学校を選ぶ奴、普通いないだろw」
「いますよ」
「女子くらいだろ?」
「男にだっていますよ」
「えっ…」
「お兄さんのくれたゲームにいましたよ」
私があげた? なんだろ、全く記憶にないな。っていうか、ゲームってなんだwww
「なんかあげたっけ?」
「中学の入学祝い、憶えてませんか?」
「入学祝? ……!? ああ、思い出した。そういえばゲームあげたっけな~」
そう、私、親戚の子(男限定)が中学に入学する際、正しく成長してほしいと願いを込め、エロゲーをプレゼントしていたのだった。すっかり失念していたぜw
「そうなんですよ、あのゲームに『可愛い制服を着た女の娘と仲良くなる為に頑張る主人公』がいたんですよ」
じゃあなにか、お前がそんな風になっちゃったのは私の所為なのか?
ヤベーwww イトコの両親に顔向けできないwww
「でも、ゲームの話だろ…。それをリアルでやるのはどうなんだ?」
「???」
そうか、お前は二次元の影響をモロに受ける奴だったのか。これは失敗したなw
でも、イトコにあげたのが純愛系の作品で良かったよ。
これが陵辱系だったら、今頃ニュースに出てたな。
「ゲームと同じことをしてみたかったんです」ってw 危なかったwww
「まあ、いいや。それで、女の娘とは仲良くなれたのか?」
「それが全然w どうしたら良いんですかね?」
「……」
なんというか、イトコには勉強以外にも色々と教えてやらなくてはならないようだ。
全面的に私に責任があるから頑張るけどねw
PR