よう、お前ら元気だったか?
一週間ぶりですねw
私はそれなりに元気でしたよ。
月末なのですげえ忙しかったけどな…。
さて、そんな今日この頃、巷では本日より公開となる映画『恋空』がなにかと話題を集めているようであります。
この作品は、ケータイ小説としてWebに掲載された後、書籍化され、上下巻を合わせ発行部数は140万部を突破する大ヒット作。
特に中高生から高い支持を得たそうですよ。
ほほう、それはなにやらネタになりそうだのう。
私もこの勢いに乗っかってみるか…。
そこで、当方が今回ご紹介する本は、武者小路実篤の『愛と死』です。
えっ? 全然関係ないって? 何の為の前振りだったのかって?
それはな、愛と死について描いた作品において、これ以上の作品は無いと言っても過言ではないからなのだよ!
どこぞの駄作とは違うということを訴えたかったのだ。
『恋空』なんて観てる暇があったら『愛と死』を読んどけ!
マジで涙が涸渇するぜ。
この作品は、主人公である僕(村岡)と友人の妹夏子との恋を描いたもの。
ふたりの出会いから恋仲になるまでを描いた部分、僕(村岡)のパリへの旅立ちにより離れ離れになったふたりが手紙でやり取りをする部分、帰国した僕(村岡)が悲しみに暮れる部分で構成されています。
タイトルからわかることとは思いますが、愛と死がテーマの作品です。
前回ご紹介した『友情』が叶わぬ恋の哀しさを描いた作品なら、こちらは想い通した相手との死別を描いた作品。
どちらも共通し哀しき恋の物語であるのは、作者の武者小路実篤氏の実体験に基づく、恋への憧れ、恋が叶わぬ哀しさが反映されており、実に武者小路実篤氏らしい作品だといえましょう。
作品の見所としましては、執筆から何十年という時を経ても色褪せることのない生き生きとしたヒロイン夏子の魅力であったり、僕(村岡)と夏子のラブラブっぷりとその後に訪れる悲しみとの落差でしょうか。
主人公である僕(村岡)に感情移入すればするほどに、もうダメだ…私も後を追おう……となることうけあい。私も何度身長を伸ばしに行こうと思ったことか…。
とはいえ、実際に死なれると困るからな、とりあえずバッチリ泣いて解決するのが良いと思うよ。
終盤の自己完結のあたりの若干の矛盾が少しばかり気にはなりますが、それを差し引いてもたいへんオススメな作品ですので、是非御一読下さいな。
『友情』を読んだ方にはお分かりだと思いますが、武者小路実篤氏の作品は古典文学の中にあって、とても読みやすく近代的な作品だといえるので、活字離れしたお前らにも安心だろw
ここでお前らに朗報だ。
すげえ忙しい月末を乗り切り少し時間が出来たからな、本の紹介以外にも幾つか記事を更新しようと思う。
内容は当然、アニメ、マンガ、ゲーム(主にエロいやつ)のキモい記事ですが何か?
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