皆さん元気ですか。
私は周囲の人間との価値観の相違に苦しんでいます。
なにやら彼らはナンパというものに抵抗がないそうなのです。
女の子との出会いがナンパですって!?
なんとつまらぬことか!
やはり出会いといえば、「曲がり角でパンを咥えた女の子とぶつかったり」、「困っていたお婆さんを助けたところ、お礼に家に招待されるので訪ねてみると、めっさ可愛いお孫さんがいたり」、「電車内で痴漢に間違われるも、誤解が解けてなにやら良い雰囲気になったり」、「夜道を歩いていると突然、魔法少女と魔の物との戦闘に巻き込まれたり」、こういうのが本当だよ!
私はいつまでも待ち続ける。
素敵に出会う女の子を。
だが、待ち続けること早二十五年。一向にその気配がないのは何故だろう。
原因はやはりアレか?
パンを咥えた女の子自体がレアキャラだからエンカウントし難いのかな。
なんたるはぐれメタルwww
得られるものも多いだろうから、頑張ろうという気持ちになりますが、個体数の少なさは嫌でも私に不安を抱かせる。
皆もっとパンを咥えて出掛けようぜ!
朝は忙しいだろ?
そんな時こそパンの出番ですよ!
食事と移動がいっぺんに行えて、尚且つ素敵な出会いも期待できる。
こんな素晴らしいことはありませんよ!
よし、これで明日から街にはパンを咥えた女の子が溢れ返ることだろう。
ついに私も勝ち組かw
うはw 二十五年間待ち続けた甲斐があるというものです♪
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