先に放送された『報道ステーション』、これが実に興味深かった。
それというのも、後に行われる東京都知事選への出馬を表明している四名をスタジオに招き、議論を交わさせたからだ。
有権者にとって各立候補者の人となり、そして、それぞれが掲げるマニフェストを知ることは、投票に臨む上でとても大切なこと。
一端ではあるものの、それらが垣間見られたことは、誰に投票するべきなのか、その参考になったのではないだろうか。
また、街頭演説という形式では、立候補者の話を一方的に聞くだけであり、話題の掘り下げが不可能。
更に、こちらから聞くことがなければ決して明かされることがないだろう、デメリット。
表面だけを窺えば、どんなに素晴らしかろうとも、その反面で負担を強いられる人間がいる。
そういった負の側面、暗の部分に触れられたことも、この番組の功績だと思う。
まあ、選挙戦では揚げ足取りも常套手段の内なので、計らずともそれぞれの暗部が露見することになってしまったことは観ていて愉快でありましたが(苦笑)
最後に、今回の一件を受け、透明性のある議論の場の大切さを認識すると共に、本来選挙とはこうあるべきなのだという、ひとつの理想の形をこの番組に見た次第であります。
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