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気腫疽菌は破傷風菌の仲間で、通常は土の中などに存在する。人への感染が報告されたのは世界初という。
「鳥インフルといい動物の病気とされてきたものが人へ感染することが増えてきたな…」
同センターによると、気腫疽菌は、傷口などから動物の体内に入り、筋肉が壊死する「気腫疽」を発症させる。若い牛や羊に発症例が多く、致死率は非常に高いとされる。
「致死率が高いか…。
であれば、耐性のない人が気腫疽菌に感染することは一層深刻なのだろうな…」
死亡した男性は2006年2月、高熱と胸の打撲傷で、同センターに搬送された。男性は搬送時、既に心肺停止状態で、すぐに死亡。のどの炎症を起こし、体全体が膨れ上がり、特に肺の膨張が著しかったため、男性の肺の組織を調べると、気腫疽菌が検出され、肺の筋肉が壊死していた。
「このような報告を受けると人は過剰に反応してしまう。牛肉へ及ぼす風評被害が心配だな…。
近頃の報道は不安を煽るだけで正しい予防方法を伝えないからな…。
鳥インフルもそうだが、肉を食べただけでは感染しない。
事実を的確に捉えることが大切だな…」
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